歯科医院経営の本質

歯科医院の差別化に必要なのはマネジメント

会社員の管理職であれば空気と水のように必要不可欠なマネジメントも、歯科医院においては、長年マネジメントをしないでも経営が成り立ってきため、多くの院長先生が「マネジメントは何か」を知らず、ほとんど実践していません。

しかし、保険点数の制約強化や歯科医院間の競争激化により、この数十年で歯科医院が行う業務量は格段に増え、高度化しています。

増加した業務、高度化した業務を、院長先生がスタッフに上手く指示統制できなと、そのしわ寄せはすべて院長先生に来てしまいます。

また、院長先生が売上の大部分を稼ぐ従来の組織体系では、院長先生にかかる負荷度が高く、加齢とともに院長先生のパフォーマンスや労働量が低下し、それにより医院の競争力が落ちてきて、借金を残したまま閉院する高齢院長の歯科医院が少なくありません。

一方で、歯科医院に限らず、2000年くらいまで労働者は、上司や組織に不満が多くあっても、生活のために忍耐強く働いてきましたが、国の将来の見通しが厳しい中、男性社会人の年収は毎年下がり続け、女性が働ける多様な職場が存在するようになった就業環境下においては、女性も社会人としての自己成長をしていかないと生き残れず、女性は自己成長できる職場や安定した職場を求めています。

そういった意味で、女性にとっては補助作業が中心で零細組織である歯科医院では、自己成長、将来性、安定性を見いだせず、歯科業界から流出するコ・デンタルスタッフが増えています。今後の歯科医院経営においての差別化において重要なこととは、マネジメントの差別化です。

診療は行った分だけ売上が上がり、患者様からも感謝していただけるため、経済的報酬と精神的報酬が即時に手に入ります。一方、マネジメントは実行したからといって直ぐに売上が上がるわけでなく、顧客から褒められるわけでもなく、結果が見えてくるのに時間がかかります。

本当に偉大な成果は、長期的な取り組みによってのみ果たせます。

 

「歯科医院の差別化に必要なのはマネジメント」に関連する記事