歯科医院経営の本質

経営者(院長)の責任とは

経営的な問題に関し、経営者の責任は何%でしょうか?

数字が上がらない、スタッフがやる気が無い等、経営者には沢山の悩み事があります。

さらに経営者は、お客様を満足させ、組織を成長させ、利益を出し、従業員たちの生活を守る必要があります。そのためには24時間医院のことを考えて行動しなければなりません。

ですがそんな経営者の行動を従業員に理解させようとしても不可能です。

従業員は労働の対価として給料をもらうだけの存在であり、その組織を辞めればそれ以上の責任を負うことはありません。ですから従業員に経営者並みの責任を負わせることは酷なのです。

経営者の立場として考えたとき、院長先生はそれを理解し、従業員に過度の責任を押し付けてはいけません。

では従業員の役割とは何でしょうか?経営者はすべての実務をこなすことができないので、経営者の代わりに実際の作業をこなすことが従業員の役目です。

つまり従業員の責任とは、経営者から与えられた範囲での業務を達成することに他なりません。経営者はその達成度合いをきちんと評価してあげなければならないのですが、それ以上のものを求めてもいけないのです。

そのためには経営者は従業員に対して仕事の範囲、達成基準、期日を明確に指示する必要があります。

この伝達ができていなければ従業員は機能しないでしょう。

また従業員の責任度合いから言えば、経営者は従業員に重要な決定事項を判断させてはなりません。医院の意思決定は経営者の役目です。

ときどき意思決定は従業員から意見を話し合って一緒に決める、という方がいらっしゃいます。

従業員の意見を参考に聞くのは良いですが、経営者は孤独になって意思決定する必要があります。意思決定に対して従業員を関与させるということは経営者が責任を果たさない無責任な行為とみなされてしまいます。逆に言えば、意思決定ができる資格は経営者のみに与えられています。

それだけ経営者は重責なのです。

「経営者(院長)の責任とは」に関連する記事