歯科医院経営の本質

適正人数と生産性

スタッフの声でよくあるのが「スタッフ数が足りない」です。そのような場合、まずは本当にスタッフ不足なのか、生産性が低いのかを決算書でチェックされてみてください。

売上に対する人件費(給与、賞与、福利厚生の合算)が20%未満であればスタッフのいう通りです。しかし30%を超えているようであれば、スタッフ数が足りないのではなくスタッフの生産性が低いのです。その場合にスタッフが、あまりにも人手不足を主張するのならば、「貴方たちの給料を2割削って、スタッフを1名増やすことは可能だがどうする?」と尋ねます。同じ1億円の売上でもスタッフ数15名で達成している医院もあれば、6名程度の医院もあります。これが生産性の差です。

生産性が低い理由を突き詰めると院長の責任です。目標数字や役割分担が不明確であったり、教育不足であったり、やらなくていい仕事をしていたり、業務ごとの目標時間が不明確なことにより起きます。

著者プロフィール

株式会社エイ・アイ・シー(ホワイトエッセンス本部)
代表取締役 坂本 佳昭

日本最大の審美歯科チェーン「ホワイトエッセンス」の創業者。最新刊「院長依存から脱却できる医院組織のつくり方」を始めとし、執筆、取材、講演実績多数。